オンライン診療とは
オンライン診療って何? 自宅(医療機関外)で受けられる新しい医療のカタチ
はじめに
スマートフォンやパソコンで医師の診察を受けられる「オンライン診療」は、新型コロナウイルスの流行をきっかけに急速に広まりましたが、実際どんなものなのでしょうか?今回は、オンライン診療の基本と始め方について、わかりやすく解説します。
オンライン診療とは
オンライン診療は、ビデオ通話を使って医師と患者さんが顔を見ながら行う診療のことです。
自宅等にいながら医師の診察を受け、薬の処方まで受けられます。
メリット:
- 通院の時間や労力が省ける
- 感染リスクを避けられる
- 遠くの専門医に診てもらえる
デメリット:
オンライン診療の流れ
- 医療機関の予約:オンライン診療に対応している医療機関を探し、予約します。
- ビデオ通話の準備:指定されたアプリやシステムを操作します。
- 問診票の記入:オンラインで症状や既往歴などを入力します。
- 診察:ビデオ通話で医師と対面し、診察を受けます。
- 処方と支払い:必要に応じて薬が処方され、所定の方法で支払いを行います。
注意点
- すべての病気がオンライン診療で対応できるわけではありません。
- 初診からオンライン診療を行う場合、原則処方日数は7日間分です。
- 麻薬や抗がん剤など、一部オンライン診療では処方できない薬があります。
- オンライン診療の適応ではないと判断された場合は、従来通り対面診療を受診いただく必要があります。
まとめ
オンライン診療は、医療のデジタル化を象徴する新しいサービスです。便利な反面、対面診療にはかなわない部分もあります。患者さんと医療機関の双方にとって、状況に応じた適切な選択が求められるでしょう。オンライン診療は、医療へのアクセスを改善し、患者さんの利便性を高める可能性を秘めています。ただし、従来の対面診療の重要性も忘れずに、両者をうまく組み合わせていくことが大切です。