長野県オンライン診療研究会の取り組みを全国の場で共有してきました
第5回へき地遠隔医療推進協議会
2026年2月、東京大学本郷キャンパスで開催された「第5回へき地遠隔医療推進協議会」で、長野県オンライン診療研究会の取り組みについて発表する機会をいただきました。
この協議会は、日本各地でへき地医療や遠隔医療、オンライン診療の実践に取り組んでいる医療者や研究者、行政関係者などが集まり、それぞれの取り組みや課題を共有する場です。いわば地方医療を支えるオンライン診療の“現場プレーヤー”が全国から集まる場と言えるでしょう。
そのような場で発表のお声がけをいただいたことは、大変光栄なことでした。
長野県オンライン診療研究会の取り組み

今回の発表内容は、われわれが開催している「長野県オンライン診療研究会」の取り組みについての紹介です。
この研究会は、オンライン診療の制度や実践について情報共有を行い、自治体や医療機関など地域の関係者がオンライン診療を理解するための場としてスタートしたものです。
地方では、オンライン診療という言葉自体は知られていても、制度や実際の運用についての理解が十分に進んでいないことも少なくありません。
そのため、自治体関係者や医療関係者など、地域の関係者が同じ場で情報を共有できる機会を作ることを目的として研究会を開催してきました。
4回の研究会で見えてきた参加の傾向
これまでに4回の長野県オンライン診療研究会を重ねる中で、いくつかの特徴も見えてきました。
例えば参加者の属性分布や、市町村の規模によって参加動向に違いが見られることなども、ひとつの特徴として共有しました。
長野県オンライン診療研究会は、全国から見れば本当に小さな取り組みのひとつに過ぎません。
それでも、地方でオンライン診療をどう理解し、どう活用していくのかという視点では、ひとつの事例として共有できる部分もあるのではないかと思い、今回発表させていただきました。
実は本番は二次会?

こうした会合では、発表そのものももちろん重要ですが、その後の懇親会や二次会こそが大きな学びの場になることも少なくありません。
今回も、普段なかなか直接お話しすることができない全国各地のプレーヤーの方々と、率直な意見交換をすることができました。
医療職の方々、現場で実践を重ねている先生方、研究者の方々など、さまざまな立場の方と直接話をすることができ、オンラインでは得られないオフラインならではのやり取りができたことは大きな収穫でした。
特に、診療報酬改定や医療法改正に伴い制度が大きく変わりつつあるオンライン診療の制度や、オンライン診療受診施設のあり方について、その制度設計の背景や資料の読み方などを省庁や行政機関の方々に直接教えていただけたことは非常に有益でした。
公表されている資料だけでは読み取れない部分も多くあります。
こうした情報を直接聞くことができるのは、やはり現地に足を運んで参加することの大きな価値だと感じました。
全国の仲間とつながるという意味
地方でオンライン診療に取り組んでいると、社会実装のスピード感がなかなか伴わないこともあり、時に孤独や先の見えにくさを感じることもあります。
しかし、こうして全国の仲間と直接会い、情報交換をすることで、「同じように頑張っている人たちがいる」という実感を得ることができます。
今回の会合を通して、今後につながる関係性を深化させることができたことは、私にとって非常に大きな収穫でした。
各地のお酒も集まり、楽しい夜に
懇親会では、日本各地から持ち寄られたお酒が並び、地域色豊かな一夜となりました。
こうした時間もまた、人と人の距離をぐっと縮めてくれる大切な場だと感じます。

